転職エージェントは、条件の良い求人を紹介してくれたり、企業へのアピール、条件交渉などを行ってくれるため、転職活動をする上で必須といえます。
しかし、転職エージェントを利用していて、
「担当者から連絡が来なくなった」
「求人を紹介してくれない」
「もしかして転職エージェントに見捨てられているのでは」
と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
転職エージェントは基本的に求職者を見捨てることはしませんが、状況によっては見捨てる場合もあります。
ただし、ポイントに注意すれば転職エージェントから見捨てられることなく円滑に転職活動を進めることができるでしょう。今回は転職エージェントに見捨てられる原因や対処法ついてご紹介していきます。
是非最後まで読んで転職を成功させてください。
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転職エージェントに見捨てられるってどんな状況?
転職エージェントに見捨てられるとはどんな状況か、またどのようなデメリットがあるかご紹介します。
まず、転職エージェントを利用することで求職者の希望や経験に合った企業を紹介してくれ、内定までサポートしてくれます。転職エージェントは求人の動向や転職ノウハウに長けているため、自分一人で求人を探し応募するよりも転職成功の可能性が高まるといえるでしょう。
加えて、転職エージェントのキャリアアドバイザーは企業トップや担当者ともパイプを持っていることが多いため、社内の様子や雰囲気などの詳しい情報を持っています。
万が一、転職エージェントから見捨てられてしまうと転職を成功させることが難しくなる場合があります。下記のようなケースに当てはまると転職エージェントから見捨てられている可能性があります。
転職エージェントに見捨てられる状況
- 担当者から連絡が来ない
- 希望の求人を紹介してもらえない
- 応募書類や面接対策などのサポートをしてもらえない
転職エージェントに捨てられる理由として考えられる状況を3つご紹介します。当てはまるのが1つでもあれば注意が必要です。転職活動をスムーズに進めることが難しくなるため、当てはまるものはないかチェックしてみましょう。
担当者から連絡が来ない、または連絡が遅くなった
転職エージェントから連絡が来なくなる、もしくは連絡が遅くなった場合は見捨てられているかもしれません。
転職エージェントのキャリアアドバイザーは一人で数人の求職者を担当するため、優先度が低いと判断された場合は連絡が来なくなる場合があります。
そもそも転職エージェントは、良い人材を欲しい企業と転職したい人の間に立ち、両者を結びつける支援をしています。求職者が無料で転職エージェントを利用できるのは、企業へ紹介した人が入社した場合、企業から成功報酬が支払われる仕組みとなっているからです。
そのため、内定成功率が高い人を優先するということは仕方がないことでしょう。
希望の求人を紹介してもらえない
転職エージェントから希望の求人が紹介されなくなった場合は、見捨てられている可能性があります。転職エージェントに登録したばかりの頃は、自分が転職したい希望の求人が多く紹介されていたと思います。
しかし、自分が全く希望していない求人ばかり紹介されることが増えた場合は、注意したほうがいいでしょう。
例えば、次のようなケースです。
- 年収500万円以上の求人を希望していたのに、紹介される案件は400万円前後
- 転勤なしと希望を出していたにも関わらず、紹介されるには全国転勤がある企業
このようなことがあった場合は見捨てられていると考えたほうがいいでしょう。
応募書類のサポートをしてもらえない
応募書類の添削サポートをしてもらえないことがあった場合、転職エージェントから見捨てられている可能性があります。
転職においてまず重要となるのが「履歴書」や「職務経歴書」などの応募書類です。書類が企業担当者の目に留まらないと次のステップに進むことは難しいといえます。通常であれば転職エージェントは応募書類作成の相談にのってくれ、企業に伝えるべきポイントや強みのアピール方法等を客観的な視点でアドバイスしてくれます。
しかし、この応募書類のサポートが手薄だったり、サポートしてもらえなかった場合は見捨てられているかもしれません。
転職エージェントに見捨てられるってどんな時?その理由は?
- 希望の条件と経験・スキル部分が合わない
- 年齢的に紹介できる求人が少ないため
- 転職意欲が強いと感じられない
- 書類選考や面接で不採用が続いている
転職エージェントに見捨てられてしまう一般的なケースをご紹介します。自分では気づかないうちに転職エージェントに好まれない状況をつくっているかもしれないため、内容を確認してみましょう。
希望の条件と経験・スキル部分が合わない
転職エージェントは企業が求める人材と求職者の職種、経験、スキル、希望年収などの情報を確認しマッチしているか検討します。その結果、経験やスキルが不足していた場合は紹介できないと判断し、紹介しないことがあります。
それ以外にも希望条件を高く設定しているケースもあるでしょう。
例えば、次のようなケースです。
- 未経験分野への転職で希望年収500万円以上
- 事務職希望にも関わらず事務職に必要な資格を保有していない
このように、スキルが不足しているにも関わらず条件があまりに高いと転職エージェントからは「紹介できる求人は限りなく少ないため、見つかり次第ご連絡します」といった回答となり、連絡が中々来ないといったことがあるでしょう。
年齢的に紹介できる求人が少ないため
年齢が高すぎる場合は内定率が落ちる傾向にあるため、転職エージェントから断られることがあります。40歳以降の転職では、マネジメント経験や専門性の高い経験がある即戦力になる人材を企業は求めていることから転職の難易度は高まります。
40歳以降で未経験分野への求人は少なくなるため、紹介できる案件は減り、見捨てられていると感じることもあるでしょう。
40歳以降で転職を考えている場合は、転職期間を長く設定し少ない求人から内定を獲得できるように常に求人情報をチェックすることをおすすめします。
転職意欲が強いと感じられない
転職意思が強く感じられないと転職エージェントからのサポートも手薄になることがあるでしょう。その理由は転職エージェントは企業と契約を結び、優秀な人材を紹介することで利益を得ているからです。
転職エージェントとしては、転職意思が強く転職したい理由がはっきりしていて、成功できそうな人を全面的にサポートしていくことが考えられるため、転職意思が低いと支援されないといったことが起きてくるでしょう。
例えば、次のようなことに心当たりがある場合は注意してください。
- 転職エージェントの連絡に対応しない、もしくは返信が遅い
- 転職エージェント任せで主体的に行動できない
- 時間やマナーを守れない
- 転職理由が明確ではない
転職を本気で考えているならば、転職したい意思をしっかりと示し、積極的に行動していくことが重要になります。
書類選考や面接で不採用が続いている
書類選考や面接を受けて不採用が続いていると、転職エージェントからの支援が減る場合があります。企業から内定獲得のため、応募書類を細かくチェックし、面接対策を行うなどして求職者を手厚くバックアップしてくれますが、あまりに不採用が続くと転職成功率が低いと判断されてしまうかもしれません。
ただ、転職を成功させるには書類選考で10社以上落ちることは一般的にあります。リクルートキャリアのデータによると、転職成功者が内定をもらうまでに受けた企業数は18.27社と言われています。
その一方で、1年以上転職活動していて20社以上落ちているといった場合は、なぜ不採用になっているのか原因をよく考えてみる必要があるでしょう。
転職活動では準備に手を抜かないことがとても重要です。このくらいでいいかな。という気の緩みがないよう、完璧を目指し準備することが転職成功の秘訣です。
実は見捨てられてない?気をつけたいケース
自分に非がなく担当エージェントに問題があるケースもあります。優秀なキャリアアドバイザーであれば、最初の面談のときに丁寧なヒアリングを行い、希望条件を把握してくれます。その上で希望に合致する求人を紹介してくますが、ヒアリングが不足している場合、的外れな求人を紹介されることがあります。
このようなことがあった場合は、コミュニケーション不足により自分の要望が伝わっていないことも考えられるため、具体的な条件を伝えるよう心がけてください。
また、キャリアアドバイザーの原因でレスポンスが遅いことも考えられます。というのも、担当者は他の求職者にも転職サポートを行っているため、面接時期が重なるといったことがあると手が回らず連絡が遅くなることも十分あり得ます。
書類選考が通過し面接まで進んだのに連絡が遅い、もしくは面接対策をしてくれないといったことがある場合は、担当者変更を考慮したほうがいいでしょう。
転職エージェントによっては業界、職種に関する知識が乏しいということもあります。希望の求人が専門性が高い求人の場合、その分野に特化した転職エージェントを利用するのもおすすめなため、転職エージェントを変えてみるといった選択も検討してみてください。
転職エージェントに見捨てられないためのポイント5つ
- 希望条件を見直す
- 転職意欲をアピールする
- 社会人としてのマナーに注意する
- コミュニケーションをしっかりとる
- 応募書類を見直す
転職エージェント側に問題があるケースもありますが、自分に原因がある場合が多くあるため、まずは普段の行いを再確認してみましょう。
ここでは転職エージェントに見捨てられない5つのポイントを解説していきます。是非参考にしてみてください。
希望条件を見直す
転職エージェントから見捨てられた訳ではなく、次のようなケースは注意が必要です。
- 希望条件が高すぎる
- スキルが不足している
- 求人数が少ない業種や職種に絞っている
このような場合、どうしても転職エージェントからの紹介求人は減ってしまうため、希望条件を見直すことも得策です。希望条件を下げたり、業界・職種を広く探すといった調整を行うだけで、紹介求人は増えるでしょう。
紹介される案件が増えると、サポートを受けやすくなり内定に繋がる確率も上がるため、希望の条件を見直してみましょう。
転職意欲をアピールする
転職を成功させたいのであれば、転職したい意欲をアピールすることが大切です。転職意欲が低い人に対しては、担当者からの支援は後回しになってしまうため、転職したいという気持ちをしっかりと持ち行動で示しましょう。
転職意欲が高い求職者と認められると、転職エージェントからのバックアップも強化されるため、転職に優位に働きます。
また、転職を成功する人の特徴に転職理由が明確で準備がしっかりできているということがあります。転職したらこうなりたいというビジョンを明確に持ち、企業の情報収集を行い、応募書類や面接対策を怠らず準備しましょう。
なぜ自分は転職したいのかということをもう一度考え、転職エージェント任せではなく主体性を持って行動していきましょう。
社会人としてのマナーに注意する
社会人としてもマナーやルールを守れていない場合、転職エージェントに不安要素を与えてしまうことがあります。
転職エージェントは優秀な人材を企業へ紹介できない場合、企業からの評価が下がってしまうため、不安要素がある人は紹介したくないのが本音です。社会人としてのマナーが欠如している人は内定を掴むことが難しいと判断されてしまうため、自分の行いを見直してみましょう。
次のようなことが当てはまる人は注意が必要です。
- 担当者への言葉遣いが友達言葉になっている、または横柄な言葉遣いや態度をとっている
- 連絡なしに面談を欠席する
- スーツの身だしなみが悪い
キャリアアドバイザーは転職成功に向けて親身になって相談にのってくれますが、何でも聞いてくれるからといって友人と話すような言葉や横柄なふるまいは信用を無くしてしまいます。現職の仕事が忙しく、予定していた面談を連絡なしに欠席するといったこともご法度です。
また、身だしなみも注意したいポイントです。スーツにしわや汚れはないか、髪の毛はボサボサになっていないかを入念にチェックしましょう。
コミュニケーションをしっかりとる
転職エージェントとコミュニケーションが不足していると、見捨てられる要因となる場合もあります。自分の希望する条件やスキル、経験などがしっかり伝えられていないと的外れな求人を送られてくる可能性があります。
また、紹介された求人に対してあいないな態度を取っていると、転職する気がないのではないかと誤解を与えてしまうこともあるでしょう。
自分の強みやスキル、どこの業界・企業で働きたいのかといった情報をしっかりと転職エージェントと共有しましょう。コミュニケーションが円滑にできていると、転職活動がスムーズに進み転職が成功しやすくなります。
応募書類を見直す
職務経歴書などの応募書類の完成度が低いと見捨てられてしまう原因になります。応募書類はスキルが十分に備わっているか、即戦力となってくれるか等の情報が把握できる重要なものです。経歴以外にも人柄が企業の風土に合っているかという点でも見られる要素になります。
職務経歴書の内容が簡素であった場合、情報が足りないことからスキル不十分と判断されたり、転職意欲がないと捉えられてしまいます。
そうならないためにも、しっかりと職歴の棚卸を行い職務経歴書は詳細に書きましょう。例えば、営業職の場合、売上金額を具体的に書く、取引先から高評価を受けている内容等も詳しく書くようにすることがおすすめです。
職務経歴書の完成度が高いと、優秀な人材と判断され、多くの企業を紹介してもらえることができるでしょう。
転職エージェントに見捨てられたと感じた時の対処法3選
- 担当者変更の申し出をする
- 他の転職エージェントに登録する
- 転職サイトに登録する
上記で紹介した転職エージェントに見捨てられないための行動を行っても、キャリアアドバイザーから連絡が来ない、求人が紹介されないといったことが続く場合は下記の対処法を行ってみましょう。
- 担当者変更の申し出をする
- 他の転職エージェントに登録する
- 転職エージェントを利用せず転職サイトに登録する
担当者変更の申し出をする
転職エージェントから見捨てられたと感じた場合は、担当者を変更するのがおすすめです。キャリアアドバイザー自体の質が悪かったり、性格面で相性が合わないと状況を変えることが難しいため、担当者を変更することが改善策といえます。
転職は人生を変える重要なターニングポイントであるため、優秀でかつ相性が良いキャリアアドバイザーであると転職活動を円滑に進めることができるでしょう。
もし、担当者変更の連絡に戸惑う場合は次の例文を参考にしてください。
〇〇株式会社
<〇〇担当のキャリアアドバイザーの名前>様
いつも大変お世話になっております。
御社の転職支援サービスを受けております、<〇〇あなたの名前>でございます。
この度は御社に相談したいことがあり、ご連絡を差し上げました。
転職成功に向けてこれまで有益な情報や様々な求人をご紹介いただき、<〇〇担当のキャリアアドバイザーの名前>様には感謝しております。
ただ、<〇〇担当のキャリアアドバイザーの名前>様からご提案いただく転職プランと、私が目標としているキャリアとの間には相違があると感じております。
私自身至らない点があることは承知しております。大変申し訳ないのですが、他のキャリアアドバイザーの方のご意見も伺いたいため、担当者変更を検討していただけないでしょうか。
この度はお手数お掛けしてしまい恐縮ですが、ご検討の程どうぞよろしくお願い致します。
<〇〇あなたの名前>
他の転職エージェントに登録する
見捨てられたときの手段として、他の転職エージェントに登録するのも有効です。転職エージェントは大手から中小規模、専門分野に特化したものなど違いが様々あるため、自分に合った転職エージェントを見つけることができるでしょう。
さらに、その転職エージェントによって抱えている案件は違うため、理想の求人に巡り合う可能性が高くなります。転職経験者の多くが転職エージェントを複数利用している結果も出ています。転職エージェントに複数登録していたほうが紹介してもらえる求人が増え、複数のキャリアアドバイザーから多様なアドバイスを受けることができるメリットがあります。
他の転職エージェントに登録したら転職できたということもあるため、複数利用することをおすすめします。
転職エージェントを利用せず転職サイトに登録する
転職エージェントを複数利用し、転職が中々叶わないときは転職エージェントではなく、転職サイトに登録するという方法もあります。転職エージェントは非公開求人など多くの求人を紹介してもらえるメリットがありますが、自分のペースで進めにくいというデメリットもあります。
自分のペースで進めていきたい場合は転職サイトに登録し気になる求人に応募していく方法もいいでしょう。その場合様々な業界や業種を扱っている大手の転職サイトが適しています。また、医療やITに特化した専門性が高い転職サイトもあるため、自分のスキルや希望する条件に合致した転職サイトを選びましょう。
転職におすすめの転職エージェント3選
転職エージェントに見捨てられてしまい、他の転職エージェントを検討している方は是非次の内容を参考にしてください。
おすすめの転職エージェントを3社ご紹介します。
この3社は求人が多く多種多様な求人が揃い、優れたキャリアアドバイザーが在籍しているため、的確な転職支援を受けられます。
まだ1、2社しか利用していないという方は、この機会に利用を検討してみてください。
リクルートエージェント
大手株式会社リクルートホールディングスが運営するリクルートエージェントです。転職支援実績№1であり、転職経験者の2人に1人が登録しているほどの利用率の高さです。人気の理由は充実した転職サポートにあります。
非公開求人は272,654件(2022年7月時点)と他の転職エージェントと比べ群を抜いています。キャリアアドバイザーの質が高く、条件に合った求人を紹介してくれ、応募書類の添削、面接対策を丁寧に行ってくれるところが魅力です。
業界や職種、年齢層も幅広いため、転職する上でまず登録しておきたい転職エージェントといえるでしょう。
DODA
パーソルホールディングス株式会社の子会社であるdodaエージェントもおすすめです。
dodaエージェントもリクナビエージェントに次いで大手の転職エージェントであり、求人数が豊富で優秀なキャリアアドバイザーが多く在籍しています。
dodaは転職エージェントと求人サイトの機能が1つになっているところも特徴です。担当者から求人を紹介してもらうだけではなく、直接応募もできるため、マイペースで転職活動を進めることができ使い勝手が良いといえるでしょう。
手厚い転職サポートにより利用者からは高評価を得ています。
マイナビエージェント
人材派遣、人材紹介などを主な業務とする大手の人材広告企業である株式会社マイナビが運営するマイナビエージェントも質の高い転職エージェントです。
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スキルや経験が浅く応募書類の書き方が分からないという20代の転職者には必見といえます。また、企業の人事担当者とパイプを持っているため、求人票には掲載されていない社内の雰囲気などのリアルな企業情報を教えてくれるといった強みもあります。
まとめ
この記事では、転職エージェントから見捨てられる原因や対処法についてご紹介しました。
転職エージェントから見捨てられたと感じてしまうとショックに思うかもしれませんが、条件を見直したり、転職に対する心構えを変えることで改善する場合があります。
一方で見捨てられている訳ではなく転職エージェントの担当者に問題があるケースもあるため、見極めることが重要になります。
加えて、転職エージェントに見捨てられた場合は他の転職エージェントに登録することも得策です。理想的な企業に出会う確率が高まるため、複数の転職エージェントを利用しましょう。
転職活動を効率よく進めていくために是非参考にしてみてください。
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